PUR製本について
従来の製本よりも開きやすく、丈夫で長持ち。
新世代の無線綴じ製本です。
ご挨拶
平素は弊社ウェブサイトをご利用頂きありがとうございます。
このたび弊社の無線綴じ製本サービスを従来のホットメルトを使った製本から、PUR製本に変更することにいたしました。
PUR製本は従来のホットメルトと比べると強度、耐久性、開口性において格段に優れていると言われています。その反面コストと作業性に課題があるため、業界での利用は一部にとどまっているのが現状です。
当社ではお客様により良いものをご提供すべく検討を重ねた結果、このたびPUR製本を当社の標準無線綴じ製本にすることにいたしました。
性能がよくても価格が高くては意味がないと考え、価格も追加料金無しでご提供させていただきます。
今後とも当サイトをご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
西岡総合印刷株式会社代表取締役 石橋英二
丈夫で耐久性抜群のPUR製本。1冊でも標準仕様
PUR製本とは?
PURとは、耐熱性に優れ、高い強度を持った新しい製本用の糊です。
このPUR糊を使うことで、一般的な製本よりも開きが良く、丈夫で長持ちする本が作れるようになりました。
オンデマンドPでは、このPUR製本を採用し、今までより開きがよく、強い本をお届け致します。
今までの製本
今までの無線綴じ製本は、ノド元まで開くことが出来ずに、隠れていました。
見開き写真やページ数の多い冊子ではノド部分が見辛い問題点がありました。
PUR製本
PUR製本では、従来の無線綴じよりも開きが良いため、見開き写真もこれまでよりもグッと見やすく、ページ数の多い冊子でも読みやすい冊子ができます。
PUR製本5つのメリット
PUR製本は、綴じの糊部分に接着強度が高い「PUR系ホットメルト接着剤」を使用します。その接着強度は従来の2倍以上! ページ数の多い冊子でも頑丈に製本することが可能です。 また、この接着剤はポリウレタン系のため、強度に加え綴じ部分の柔軟性も高く、ノドがよく開きます。 |
ページ数が多くても開きやすいので、これまでの無線綴じに比べると読みやすい仕上がりになります。
写真集や作品集、アルバム、カタログはもちろん、教材やテキスト、報告書といった文字中心の冊子や楽譜にも最適です。
従来の製本用接着剤は、不純物として古紙リサイクルの障害になっていました。 しかし、PUR製本の接着剤は、一度固まると高温の環境でも溶けないので、古紙回収においてパルプと100%分離が可能。日本印刷産業連合会の古紙リサイクル適正ランクリストで、最高のAランクに分類されています。 その他、従来の製本と比べ、加熱エネルギーが少なく、少ない接着剤で強度を高められるので、消費資源の軽減にも効果的です。 PUR製本は、省エネ・省資源の新しい製本方法です。 |
今までの製本では、ノド元まで開かないためにコピーを取りにくいのが欠点でした。
PUR製本の場合、ノド元まで開きやすいためにコピーがしやすく、影も映りません。
報告書や資料など、コピーをする機会が多い冊子にも最適な製本方法です。
PUR製本は温度変化に強く、長持ちするのも特徴です。 夏場の暑い車内に本を放置していても、接着剤が溶ける心配はありません。 マイナス30度からプラス100度の範囲で、冊子の形状を維持します。 今までの製本では、上記のような過酷な環境では、紙の引き抜けや、本の割れが発生する場合がありましたが、PUR製本は、そうした心配がありません。 糊の接着強度も高く、丈夫で長持ちする冊子を作れますので、記念誌や学術誌など、長期保存する冊子にも最適です。 |
PP加工との組み合わせでさらに高品質に!
表紙や背の部分が濃いベタや画像の場合、冊子を強く開くことを繰り返すと、
場合によってはトナー剥がれが起きることもあります。
※表紙や背に濃色のベタを用いている場合は、「PP加工」をすることで、トナー剥がれが起きず、高級感のある仕上がりになるので、おすすめです。
※表紙が上質紙の場合、トナー剥がれが起きる可能性があります。
PP加工をしない場合は、コート紙またはマット紙をおすすめします。